2015年5月25日月曜日

水の流れる街


近所のビーチから。 ヤフオクドームとヒルトンの この眺め、大好き



夜の中洲。 夜景ではいちばん好きな風景


こんなこと
書くのは 何となくすこし 躊躇もあるのだけど

ここ1~2ヶ月のあいだに いちばん変わったことがある。
それは
東京に帰りたい と思わなくなったこと


離れることが ずっと辛かった。
パートナーが1ヶ月ほど先にこちらへ越して
その間、東京と福岡を3度ほど 行ったり来たり 準備して
完全引っ越しを終えたあとで、 完全に福岡へ移る 羽田へ向かうバスのなか
あのときの感情、はっきり憶えてる。
何人か 親しいひとに挨拶のメールを送ったあとで、何度めかでまた泣いた。
東京を離れるまでのあいだ ベッドのなかでたくさん泣いた。
寂しかった

そんな、半年前の自分が聞いたら驚くだろう。
たったの半年。

だけど、 大いに変わった。

いまは
いつまで この街に居られるのか、
ずっとは居られない、ってことだけは解っているから 。。。それが寂しい
例えば トータルで2年間居られたとしたら、その中の もう半年、
つまり 4分の1が、 
3年間居られるとしたら、 でもすでに6分の1は過ぎてしまったんだなぁ と
ついつい 逆算してしまう。

私は
この街が本当に好きになってしまった。

何でなのか、
とくに、これ!ってものがあるわけでもないんだけど、、 この風土
この空気感に すっかり居心地が良くなってしまった。

海が近くて、その海から流れる川に沿って、暮らしている。
水のそばに暮らすことが こんなにも豊かな気持ちになるなんて。

海も川も近くに無い処で暮らすのは、もう 辛いかも知れない。

ゆっくり出来るビーチが近くて、そこから都心部へも直ぐに行ける街なんて
実は日本でほかに無いんじゃないかな。

便利さもあるけど、 あとは やっぱりひとだと思う。
何より、ひとが温かいです。

すっかり はまってしまった、
大好きな行きつけのお店に出逢えたことも大きい。

凄く いとおしい街になった。


東京には 大切なひとがたくさん居る。
だけど 新たな土地へやって来たことで
大切なひとは また、新たに出来ていく。


あとは
自分の話だけど、こちらへやって来てから 全てのことが良い方向へ向かっている。
仕事も 制作環境も、 気分も、体調も 精神面も、考えかたも 絶好調。
余裕が生まれた。 
人生が 本格的に楽しくなってきた感じ!
いま 本当に充実しているから、この現状から離れることに 恐怖心を持ってしまう。


お互いこの街が気に入ってしまい、定年後の永住も考え始めるほど。


半年前の自分が聞いたら、驚くだろう。


或いは 何処の街へ移っても、まぁ やっていけるだろう という自信もついた。

東京で生まれ育って、離れたこと無くて、 東京しか知らなかったから
勝手に 東京が一番みたいな気持ちが ずっとあったけど
そうだった自分が恥ずかしくなるくらい
きっと 世界はまだまだ、 暮らしてみないとわからない
素敵な場所が沢山あるんだろな。 


いまとなっては
此処に暮らすきっかけをもらえたことに、心から感謝している。

きっと ひとまわりも、ふたまわりも 自分はまだまだ大きくなれる。


今日もまた
部屋の窓から臨める 大好きな風景を眺めながら
筆を手に取る。








先日 ついに出向けた、念願だった
福岡南部の柳川

街のなかを流れる川下りは 天国みたいだった。

有明海から臨める一面の干潟は、初めて目の当たりにする世界だった。